塾の中の人が教える勉強法 数学編
学力ごとに分けてみていきます。
0~30点の生徒
0~30点の生徒によくみられる特徴が中学1年1学期の内容ができていないまま進めているところです。
- 正負の四則計算
- 方程式の計算
です。
この分野は中学校3年間使います。
中2~3生で全く理解できていない生徒をたまに見ます。
上記二つができないと何も学習できないので、最優先で中1の問題集を使い計算に取り組むべきです。
たかが計算といえど時間がかかります。この分野でつまづく生徒ほど意欲がとても低く、驚くほどアッサリ投げ出すので周りの先生や家庭の方の根気がいります。
上記二つの基本例題をどんな状況でも100%正答するまで取り組みましょう。
30~80点の生徒
もっとも点数が伸びやすいという特徴があります。
しっかりと次のテスト範囲を見定め、順序良くマスターすべき問題と後回しにする問題を見極めれば点数が上がります。
テストの配点をみればよくわかるのですが応用問題は4点、基本~標準問題は2~3点ぐらいです。そこまで変わりませんね。なので基本問題は落とさないようにするべきです。
中間期末テストの90点分は標準レベルの問題でできています。学校のワークや問題集の基本問題が優先です。
- マスターすべき問題・・学校ワーク、問題集の(基本)の部分
- 後回しする問題・・ワークの応用、文章題の(1)~(4)のうちの(3)(4)など
学校ワークや標準レベルの問題集は学校で教えている問題で数字が変わっただけの問題です。
解説通りに解いていけば正解できる問題が載っているのでまずはそこから進めていきましょう。(最初は解説付きの問題が載ってる親切な問題集がよくあります)
進めていけば解説ナシで問題が載っているので、ナシでも解けるように順序良くマスターしていきます。
授業で理解している子でも最初からすんなり解けるわけではないので、解説ナシでも解けるようになるまで繰り返し練習します。
それでも解けないときは?
人に聞くのが早いです。早いですが、解説解答を見ずに人に聞くのはやめておきましょう。わかったつもりになるのがオチで一人で解けるようになる目的を達成できません。
80~100点の生徒
この点数の生徒は学校の授業で教えてくれる範囲をよく理解しています。
あと20点は
- 文章題
- 関数
- 福井の高校受験なら図形の応用
が確実に解けるかどうかです。
応用ができないとはいっても実は基本が理解できていなかったりすることもあるわけですが、理解していたとして話していきます。
このレベルの生徒は学校ワークの問題や学校の授業で扱う問題はほぼ得点できますので、実力から見て100%得点できる問題ばっかり勉強してしまってる可能性があります。
なので、一通り学校ワークなどでテスト勉強をしたら適切な問題で勉強しましょう。
関数だけ扱ってる問題集などがありますし、図形だけの問題集も書店に置いてありますね。(分厚いのはお勧めしませんが)
確認テストや高校受験なら過去問でしょうか。
要点はただ一つです。「解いたことがない問題がないようにする」
応用といえど実はパターンが同じだったりします。様々な問題に触れて解答の道筋をより多く持ってテストに挑めるようにします。
数学で大事なのは行動→修正→行動
学力で分けて勉強の進め方を話ししてきましたが、大事なのは解いて直して、解いて直して・・の繰り返しですね。塾をやっていると、直しが雑な生徒が多いです。
問題に1時間かけて直しが5分とかよくみます。問題20分で解いて(わからないところは飛ばしてもいいんです)30分直しに取り組むくらいが理想です。
それでは失礼します。